施工を制する重要性
投稿日:2017.11.01
まずはこれをご覧ください。
人口ピラミッドです。
2015年のものです。
多い年齢層を四角で囲っています。
リフォーム層、55歳〜70歳
新築層、30歳〜45歳
もうすぐ2018年になりますから、
あと干支がひと回りしたらどうなるでしょうか?
新築層の人数はピーク時よりかなり減少しています。
以前のブログでも書きましたが、
リフォームの市場はこれから2020年で7.3兆円まで
上昇するとの予測も出ています。
新築をやっていた会社はリフォーム業を本格的に始め
他業種からリフォーム業界に参入が増えます。
競争は激化することが想像できます。
そこで懸念されるのが、職人さんは高齢化、成り手が激減しているので
職人さんの取り合いになります。
リフォーム案件を契約しても、着工完工が遅れます。
すると、お客様のストレスも増加しクレームが起きやすくなります。
リフォームはそもそもクレーム産業と言われるぐらい、
粗探しをすればたくさん見つかります。
リフォームは完工して引き渡して、最終入金です。
クレームが起きると赤字になりやすく、入金そのものも遅れます。
そして社員のモチベーションも下がります。悪循環してしまうのは目に見えています。
起きたクレームを職人さんに責任追求するばかりでは、職人さんは逃げていくばかり。
職人さんもビジネスですから、働き易い現場、段取り、思いやってくれる会社
単価の良い会社に流れていくのも当然です。
リフォームで一番多い箇所の、キッチン、お風呂、洗面、トイレ、給湯器などの
水まわり。参入業者もここに力を入れています。
水まわりは見積もりの明細は、商品価格が大きく締めます。
つまり、
ライバル店と共に価格競争に巻き込まれ(商品仕入れ・値引率の競争が大きい)
職人さんの単価と待遇は上げないといけない。
利益の圧迫が起きます。やっていけない会社も増えるでしょう。
おそらく、参入業者の半分以上は撤退すると予測しています。
ですが、ライバル業者が現在よりまだまだ増えることには違いなく、
厳しい戦いが待っているのは明白です。
どうやって勝つのか。どうやって生き残るのか。
それにはまず、施工を制する会社を目指すべきだと確信しています。