中小企業はどうやって大手に勝つ?
投稿日:2017.10.21
これからのリフォーム業界はある調査によると
2020年に向けて
7.3兆円規模の市場になると予測されています。
参考↓
https://www.yano.co.jp/press/press.php/001708
リフォーム業界は、成長する良い市場のように見えます。
縮小するよりは拡大するので良いですが、
現在リフォーム事業をされている会社なら実感があると思いますが、
異業種からの参入や、建設、新築等をメインにした会社、
家電量販店・電力・ガスなどの会社、ネットショップ、百貨店、
ライバル会社はいまだ増え続けております。
自社が参加していないポータルサイトもライバルの一つです。
そして何が起きているかというと、
1.リフォーム事業者の数が増えている。
→お客様の取り合い。
2.ネットの普及で消費者が価格や内容に詳しくなっている。
→相見積もり、価格競争に巻き込まれやすい。
3.職人不足
→原価が上がって利益の圧迫。
→着工完工が遅れる。
→職人の取り合い。
→技術が安定せずクレームになりやすい。
実際の市場では上記の問題点が起きています。
リフォームと言ってもいろいろカテゴリーがあります。
リノベーション
中古住宅+リフォーム
外装リフォーム(屋根・外壁)
水まわりリフォーム・修繕など
(水まわりとは、風呂・洗面・キッチン・トイレ・給湯器等)
そして参入業者はどんなリフォームを始めるかというと、
圧倒的に多いのが
「水まわりリフォーム・修繕」です。
次いで外装リフォームでしょうか。
他は知識・経験・熟練のスタッフが必要で、
価格帯も大きくなるので
お客様からの高い信用度も必要となり、
参入障壁が高いのです。
水まわりリフォームは参入障壁が低く、
水まわり設備を仕入れて、古い設備と交換する事が
メインとなります。
チラシ・HPを作り、他社より安い価格をつけて広告する。
これだけで、ひとまず集客ができるのです。
つまり、大量に仕入れられる大手の方が
仕入れ単価が下がり、有利な状況になります。
では中小企業の勝ち目はどこにあるでしょうか?
リフォームは必ず施工が伴います。
DIYでも、出来るものには限界があり、
職人さんの施工が必要です。
他県や遠方からやってきた
大手資本の支店が出来たとしても、
彼らも職人さんを見つける所で壁があります。
なので営業だけして、契約後は地元の工務店に
施工を丸投げする事がほとんどです。
薄利でも継続して仕事をもらえるので
工務店は施工を請け負います。そこから職人さんに発注されます。
ですが、前述したように職人さんは年々減っています。
しかも職人単価は上がってきているので、
職人さん側は、無理して薄利で請け負う必要はありません。
市場は伸びても、施工出来る人が減ってきています。
これからの時代は、施工力を持っている会社が強いのです。
リフォームの多くが水まわりです。
(参考ブログ→ https://www.reform.school/blog/2131/)
水まわりに特化した多能工職人、
リフォーマーを育てる事で、これらの多くの事が解消されます。
他社との差別化ができ、
中小企業は大手に施工で勝つ事が大切だと思います。